茶室畳造作の注意点
- 畳の敷き方については必ず施主の注文を聞くこと。
- 茶室の畳は総目のりが原則であるが、巾3.15尺で目のりにならない。
しかし点前するときに点前畳の下前が目のりになっていることが特に要求される。
巾寸法3.15尺を厳守した上で縁巾などを工夫して目のりに見えるように造る。
又中敷きなどは割付を調整して目のりにする。 - 炉畳の場合、炉の切る方が上前となる。
- 床畳は一般の座敷と異なり、特に小間などには琉鬢表や紋縁は使用しない
(藪内流の場合は紋縁を使用することがある) - 茶室の畳は黒縁の1寸巾が原則である。
- 炉畳の1尺4寸の小縁には、止め糸は絶対にかけない。
- 1枚の畳の中に炉を切る場合は半畳2枚にする。
- 台目畳は必ず点前畳として使用される。